窓にスタイロフォームをはめ込んで寒さ対策

部屋の断熱対策で書いたように うちは築40年以上の古い住宅なので断熱という概念がほとんどないような家に住んでいる。そのため夏は暑く、冬は寒い。このたび寒波がやってきて、まあそれでも0度とかマイナス1度とかなんで北国の人に言わせたら、「あたたかい」と笑われるレベルなんだけど、でもこの温暖の地静岡で育った身としては寒いものは寒い。そして家が断熱設計になっていないので余計寒い。窓ガラスは当然シングルガラスだし隙間風もある。屋根裏や壁の中は見たことないけど、ほんとに断熱に入ってるのかなって言う位の感じ。おそらく劣化してもう効果が薄くなっているのかもしれない。そんな感じで、夜寝てる時に寒くて起きることが何回かあったので、これは何とかしなければと思って寒さ対策に取り組むことに。

今回は外からの冷気を防ぎ、部屋の熱を逃さないと言う夏とは逆の断熱対策をすることにした。部屋の中には、窓が2つ付いており、そこからかなりの熱が奪われていたり、冷気が入ってくると言われている。確かに窓のそばに行くだけでひんやりとした空気が伝わってくる。

この2つの窓のうち、1つは開けてもすぐ隣の家の壁しか見えないような窓なので、塞いでしまって問題ない。それでその窓枠にスタイロフォームをはめ込むことにした。スタイロフォームは質感が発泡スチロールのような材質の断熱材。加工がしやすいので大変便利。ただ、サイズが910mm x 1820mmと大きいのでネットで買うと配達料が高く、少量であれば近くのホームセンターで買った方が安い。それで、近くのホームアシストで40ミリの厚さのものを2枚買ってきた。そのままでは車に入らないので工作室でカットして持ち帰ることができた。余談だけど、ホームセンターでは工作室をそこで買ったものであればカットしてくれるサービスがある。ベニヤ板とか、木材だったら30円とかそのぐらいの値段でカットができる。ただこのスタイロフォームは機械ではカットすることができないということだったので、カットサービスは使えない。でも自分で切る分には問題ないということだったので、作業台を使わせてもらって切って持ち帰った。

家に帰って窓枠にはめてみようとすると、なぜか縦が長く、全くはまらない。寸法測ったんだけどな〜?少しの誤差というレベルではなくかなりの誤差がある。よくよく図面を見てみるとセンチからミリに直すときに計算を間違えていたことに気がついた。101.7cmをmmに直したときに1017mmではなく、1170mmと記載してしまっていた。必要より長かったので、いらない部分を切り落とせば良かったのは幸いだった。これが短く切ってしまっていたら、付け足さないといけなかったので。

改めて切って枠にはめてみようとしたものの、これがなかなかはまらない。押し込めば少し縮むかなと思って数ミリ大きめにカットしてみたんだけど、思ったよりスタイロフォームは硬くて縮まらなかった。スポンジのようにぎゅっと押し込めば多少小さくなるイメージだったんだけど、発泡スチロールが力を加えても小さくならないのと同じようにスタイロフォームも全然小さくならなかった。これはちょっと想定外。仕方ないのでカッターで鰹節を作るときのように削っていって無理矢理押し込んだ。

さすがに1枚だと足りないので2枚使ったため、真ん中は切れ目があるけれども、周りはほとんど隙間なく(若干の隙間はあるけど)はめ込むことができた。逆に結構強くはめ込んでしまったので、外すときは大変そう。まぁ今後外すことはないと思うのでいいんだけど。

この状態で一晩寝てみて違いがあるかなぁと思ったけど、明らかに違いを感じた。朝の5時や6時、1番寒くなる時間帯に寒くて目が覚めるということがなかった。やはり多少の効果があるということだろう。

今回余ったスタイロフォームをどうしようか・・・押し入れから冷気が来ている感じがするので、押し入れにはめ込もうかなぁとも考えている。古い家なので、自分たちでDIYして少しでも快適にやっていけることをやってきたい。と思っていたら、家族が使うとのことでドナドナされていった。

もう一つの窓の方は、こちらはベランダへの出入りがあるので、塞ぐことはできない。代わりに、DIYで内窓をつけられるアクリルサンデーの「エコな簡易内窓キット」をネットで購入して、取り付けた。

面材とレール、フレームがセットになっていて自分で窓枠の大きさに合わせてカットするタイプ。1800x1400まで対応するLサイズで1万円弱だった。面材はハモニカーボ(いわゆる中空ポリカーボネート)で、軽くて透明で断熱性もあるわりにカッターで簡単に切れて加工しやすい。

上下左右のレールに加えて、面材の4面に取り付けるフレームもついてくるので見た目も統一感があって良い。ただ、DIYにありがちなすき間やゆがみは多少出るのはご愛嬌。

窓枠の寸法を測り、レールやフレームをこれまた付属の金鋸でギゴギコとカットし、取り付けて完成。なんだかんだで3時間半ぐらいかかった。

窓枠自体多少歪んでいるのでうまくハマるか心配だったけど、フレームのはめ具合を調整することでなんとか隙間ができずに窓が閉まるようになったので良かった。

フレームを面材に取り付ける時、取っ手部分の両端をカットするようにと説明書にあったので金鋸でカットしたのだけど、フレームが傷ついてしまって、それが目立つのでそこだけがちょっと心残り。

後はどれだけ効果があるのかが楽しみ。これで少しは寒さが軽減されるといいのだけど。

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