腕時計の電池交換

数年前から電池切れで止まったままのクロノグラフがある。コロナのおかげで外に出る機会が減り、腕時計を身に着ける機会もほとんどなかったので、電池切れのまま放置していた。
しかし、最近になって外出する機会も多くなり時刻を確認する機会も増えてきた。これまでは毎回スマホを取り出して時刻を確認していたが、さすがに面倒になり時計を復活させることにした。

最近はスマートウォッチやスマートバンドも市民権を得てきているのでそれらもきになるところではある。検討してみたものが、機能はいろいろ付いていて確かに便利なのかもしれないけど必要かどうかで言うとそれほど必要性を感じられない。スマホに来た通知がすぐにわかるというメリットもあるけど、むしろ通知をなるべく減らすべく時間指定要約を使ってるような状態なので、かえって煩わしくなりそう。別にそこまで通知をすぐ知りたいとも思わないし。

持っている唯一の時計が、若いころにハードオフで買ったFLYING TIGERSというブランド?のクロノグラフ。もう10年以上使っているのでガラスには傷も入っているし状態はそこまでよくないのだけど、愛着がわいてしまって買い換えるほどでもない。結構盤面が大きく、重いので装着感は結構ずっしりくるのだけど、慣れればそこまで重くは感じないので愛用していた。

問題は電池切れをどうするかだけど、選択肢は二つ

  1. 時計店に持ち込み電池交換をしてもらう
  2. 自分で電池交換をする

以前に電池切れになった時には時計店に持ち込んで電池交換をしてもらった。今回も時計店に持ち込んでも良かったのだけど、せっかくだし自分で道具をそろえて交換すれば安く上がるのではないかと思い、今回は自分で電池交換することに。

まずはふたの開け方と、どんな工具が必要かを調べてみた。

以前電池交換してもらった店で言われた、この時計は電池蓋が特殊だということを思い出した。ロレックスなどと同じようなギザギザがついた蓋、オイスターケースなどともいわれるタイプの電池蓋らしい。

それでも調べると、ロレックス用のオープナーで開けられるという情報があったのでAmazonでロレックス用裏蓋オープナーを約2000円で購入。それと時計を固定するための台もないと動いてしまうだろうと思い300円ぐらいだったので購入しておいた。後は交換用のボタン電池SR927Wも忘れないように購入。

届いたオープナーがこちら。 ::img-medium

思ったよりしっかりとした作りでハンドルやアダプターも重みがある。一番大きいアダプターでしっかり裏蓋のギザギザとかみ合ったので、固定台に固定して、台を床と壁で足で押さえながらハンドルを押し付けながら回すとさほど苦労せず外れた。本当は万力があればいいのだけど、そんなものは家にないので苦肉の策。 (その前にバックルを外した際にバネで固定されていた押しピンが吹っ飛んでしまい、2,3㎜の小さい部品を探して床を這いずり回ることにはなったが、なんとか無事見つかった。)

::img-medium

蓋を開ければあとは電池を取り外して交換し、蓋を元通り閉めるだけ。慣れれば10分ぐらいでできそう。

止まっていた時計が動き出すのを見るのは気持ちがいい。またこれからよろしく頼むよ、という気持ちを込めてベルトやバックルを掃除して完了。

かかった費用は2,600円。時計店で交換することを考えれば2回ぐらいで元は取れそう。3~4年は電池は持つと思うので次回も自分で交換してみようと思う。

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