災害に備えてポータブル電源を購入
いつ災害が起こってもおかしくないこのご時世、事前に備えておくことは大切だ。台風15号の大雨被害で断水時にも風呂にお湯を残しておくことやポリタンクやペットボトルの水を用意しておくことの大切さを思い知らされた。
断水も不便だが、停電はおそらくもっと不便な事態になることが予想される。ペットボトルやポリタンクのように安い容器で貯めておければいいが、電気の場合そうもいかない。その場で発電するか、バッテリーなどが必要になってくる。
身近な発電機と言えば自動車のオルタネーターもあるけど、EV車だったらともかく、家にあるのはガソリン車の軽なので、ずっとアイドリングしておくわけにもいかないし。ガソリンも無駄に使ってしまう。
一応モバイルバッテリーは持っているけど、容量もたかが知れてるのでもし停電が何日も続くような場合には対応できない。USB出力だけでAC電源も使えないし。
ということで、昨年のAmazonブラックフライデーセールで、ポータブル電源とソーラーパネルのセットを購入した。
購入したもの
- Jackery ポータブル電源 240
- Jackery SolarSaga 60
Jackeryを選んだ理由
安かったからと言ってしまうと身も蓋もないのだけど、リン酸鉄リチウムイオンのような寿命の長さも必要ないし(毎日使うわけではないので500回も3000回もほぼ同義)急速充電もあれば便利だけど決定的な要素ではないという事で、ポータブル電源界隈では有名メーカーであるJackeryをチョイス。
ポータブル電源
迷ったのは容量。当然容量が大きくなれば大きくなるほど高くなるので、どれくらいの容量のにするかは悩みどころ。
ただ意外なことに、容量が大きくなればその分多少安くなるかと言えばそうでもなく、むしろ逆に最小容量のモデルを2個買っても、倍の容量のモデルを一つ買うよりも安く済む。公式サイトの通常価格だと240Whのものが21,800円なのに、容量が2倍以下の400Whのモデルの値段は2倍以上の49,300円。これだったら必要に応じて後から2台目買っても問題ない。
もちろん、大容量になれば大きなワット数の家電が使えるようになったり、USBやコンセントの数が増えていったりするので単純計算はできないが、小容量でも複数台あれば分散して使えるというメリットはある。今回はとりあえず最初の一台という事もあり、初期投資を抑えるためにも一番小さい容量の240Whを購入。
ワット数に関しては、レンジとかドライヤーとか使う予定はなく、基本ガジェット類の充電やPCの充電などに使えればいいため200Wで十分だと判断。
それでも容量は67200mAh/240Wh。持っていたAnkerのPowerCore 10000は10000mAh/36Whなので、このモバイルバッテリー6.7個分に相当。図体からしたらもう少しあってもよさそうなものだけど。
ポートはUSB 12wx2、シガーソケット 12vx1、AC100Vコンセントx1。 コンセントは200Wまでのものが使える。
まだ幸い停電の機会がないのでしっかり使っていないが、一度電源のない場所での講義に一日参加する必要があった際には会場に持ち込んでsurface proの充電に役立った。8時間ほどつなぎっぱなしで100%から残り約半分ぐらいまでの減りだった。単純計算で16時間ぐらいPCは使えるという事になる。スマホやiPadならもっと持つので当面は大丈夫そう。
ソーラーパネル
とはいっても停電が何日も続く場合、バッテリーも底をついてしまうため何らかの仕方で電気を補充してあげる必要がある。そこで今回はソーラーパネルも同時に購入した。
折りたたみ式で広げると手を広げた幅よりも少し短いぐらいの大きさ。ベランダや外など陽の当たるところで立てかけておけばまぁまぁの電力で充電された。これがあれば、晴れてさえいればポータブル電源のバッテリーを使い切ってもまた充電できるので、災害時には役立ってくれるだろう。
試してないけど、しっかり日光が当たれば8時間ぐらいでフル充電できるらしい。1日中、日の当たる所においておけるとは限らないので、実質1日~2日かかるといったところだろうか。
ポータブル電源への出力だけでなくてソーラーパネル自体にもUSB-AとUSB-Cが1ポートずつついてるので直接デバイスを充電することもできる。むしろ災害時にはソーラーパネルの方が重要までありそう。
そんなわけでポータブル電源を用意したので、連絡を取ったり情報収集するのに必需品であるスマホやPCの充電をどうしようという心配が減った。もちろん災害はないに越したことはないんだけど。