言いにくいことの上手な伝え方
ポイント
- 会話のマナーを忘れずに。
- ストレートに伝えたいことだけを伝えるのではなく、クッションとなる言葉や理由を説明してソフトに伝える。
- 相手の話を聞く姿勢が大事。
感想
言いにくいことを言わずに済むならいいけど、そういうわけにも行かない。やはり断らなければいけない場面や、指摘して改善を促す必要のある場面、相手の間違いを正す必要が出てくる時がある。
この本は、そういった場面でどのように上手に伝えられるかが、実例込みでたくさん載っているので参考になる。
伝えやすい内容であれば、気負わずに話せても、言いにくいことだと、話す前に「何を」「どのように」言おうか考えてしまった挙げ句、結局ストレートな物言いになってしまったり、相手の状況や気持ちに配慮が不十分で後で後悔してしまうことがある。
そういうときにこそ、思いやりや相手への尊重を忘れずにいるなら、言葉にも表れてくるし、相手も受け入れやすくなる。具体的に、シンプルに、すぐに嫌味にならないように伝えられるようにしていきたい。
意見が異なる時、どのようにすれば角を立てずに伝えられるかも参考になった。まず意見の違いを受け入れ、認めた上で同意できる部分を探して、提案するなど。どうしても対立を恐れるあまり、異なる意見は出しづらい時があるが、やり方次第で上手に提出できれば、建設的になることがあるので、過度に恐れないようにしていこう。
そして、断るときは代案を出したり、感謝を忘れないようにしたい。